予告編だけで泣ける。。優しく、美しく、悲しい作品。
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ライフ・イズ・ビューティフル(1998)
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この映画を初めて観たのは中学生の頃だっただろうか。
自分でもびっくりするくらいたくさん泣いたことを覚えている。
理不尽に人が殺される、という実際にあった出来事へのショックと、ユーモアたっぷりのグイドと家族のラブストーリーに心を打たれた。
前半に尺をたっぷり取ったドーラと夫婦になるまでのお話は幸せそのもので、何度観ても飽きない。
その幸せなシーンとの落差が後半の強制収容所での生活を一層悲劇的なものに感じさせるのだが、そんな中でも家族を守るために陽気にふるまうグイドの姿に、こちらまで救われてしまう。
グイドは前半も後半も一貫して、妻のドーラと息子のジョズェを笑わせようと、必死になっている。”面白い人”、というのは”優しい人”なのだと思う。「目の前の人の笑顔が見たい」というのは、間違いなくこの世で最も優しい気持ちの一つなのだから。
収容所の仲間達に時に迷惑をかけるグイドの行動を、「自分勝手だ」と批判するレビューがいくつかあった。映画のキャラクターなので確かに極端な言動や行動は多いが、例え現実に全く同じ事が起きたとしても、絶望的な状況の中、何を犠牲にしても最期の瞬間まで息子の命と心を守り抜いた父親の姿は、いつまでも私の心に暖かい火を灯してくれる。
初めて鑑賞したその日から、優しくて美しくて悲しいこの映画が世界で一番好きだ。
アレッツォの落ち着いた石畳の街並み
ロケ地となったイタリア・トスカーナ州のアレッツォには、撮影場所に看板が建てられており、印象的なシーンの場所がすぐに分かるようになっているのだそう。
そこはどんなところなのだろう。空の色は?街の音は?石畳の感触はどうだろう。
刺激的なアクティビティや雄大な景色がなくてもいい、ジョズェとグイドが確かに生きたその土地を、いつか必ず訪れてみたい。
\ この場所に行ってみたい!/
ライフ・イズ・ビューティフル(1998)の作品情報
Runtime117分
Genreドラマ、恋愛
Directed byロベルト・ベニーニ
Castロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ジョルジオ・カンタリーニ、ジュスティーノ・デュラーノ、セルジオ・ブストリック、マリサ・パレデス、ホルスト・ブッフホルツ
(C)MCMXCVII-Melampo Cinematografica s.r.l.-Roma
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