この歴史に日本が加担していたことを胸に。
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縞模様のパジャマの少年(2008)
の関連場所
アウシュビッツ収容所に行く前にいくつか観た作品の中の一つ。
とあるユダヤ人収容所の所長を命じられ、引っ越した家族の息子とユダヤ人の男の子との金網越しの素敵な友情物語。なーんてな話ではありません。
ある日、周りに友達のいない息子くんは禁止されている裏庭を抜けて収容所(彼は農場と教えられている)までたどり着きます。そこで縞模様のパジャマを着た少年と出会い、金網越しに毎日遊ぶ様になるのですが、父ちゃん以外はあの金網の向こうで行われていることは知りません。噛み合わない会話や毎日モクモクと上がる異臭を放つ煙にも「???」。それが悲劇を呼ぶのです。
実際に使われたガス缶、収容された人々の私物が物語る歴史。
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所はポーランドのクラクフからバスで1時間半ほどの場所にあります。私が行った時はいろんな国の学生達が団体で訪れていました。多分修学旅行みたいな感じ。
記録写真だけでなく実際に収容された人たちの私物、実際に使われたガス缶等、量の多さが事の惨酷さを物語ります。
正直この文章を打ちながらも鳥肌が立ってきます。
この感情は言葉では言い表せません。ガス室にも入りました。収容室にも入りました。地獄でした。でもこの事実を知らないことは罪だと思いました。
全て無料解放されているので、自由に観て回ることも可能ですが、唯一の日本人ガイドである中谷さんのツアーに参加されることを強くお勧めします。
ここで起きたことが現在にもつながっていること、日本は第二次世界対戦の被害国でもあるが加害国でもあること、それを心に刻み、目に焼き付けてください。
\ この場所に行ってみたい!/
縞模様のパジャマの少年(2008)の作品情報
Runtime95分
Genreヒューマン
Directed byマーク・ハーマン
Castエイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、アンバー・ビーティー、デヴィッド・シューリス 、ベラ・ファーミガ、リチャード・ジョンソン、シーラ・ハンコック、ルパート・フレンド、デヴィッド・ヘイマン、ジム・ノートン
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