ページをめくると中世イタリアにタイムスリップできる。生き生きとしたルネサンス論。

ルネサンスとは何であったのか(塩野七生)
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イタリア史を描き続ける塩野七生が、綿密なリサーチと豊かな想像力により、ルネサンス期を鮮やかに蘇らせます。
ルネサンスはひとつの芸術運動と捉えてしまいがちだが、実際は政治、経済、宗教と、あらゆる分野が連動した、歴史の一大転換点だった。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアの三都市を軸に、ルネサンス期の時代背景と、そこで活躍した人物と彼らが残した有形無形の偉業を語っていく。
複雑で巨大なルネサンスという運動も、塩野七生が解きほぐすとすんなり私たちの頭に入ってくる。それはきっと、彼女が小説家であることが大きいだろう。
専門分野を持つ学者とは違った自由な視点から、当時のイタリアのおかれた状況を総合的に、多様な分野の視点を横断してとらえている。
まるで塩野七生は当時のイタリアに暮らしていたかのように、ルネサンス期を生き生きと語り、だから私たちはページをめくるごとにタイムスリップをして、中世イタリアの空気を呼吸できるのです。
そんな著者の力量にはただただ感嘆させられます。
イタリアに行ったことのある人も、いつか行きたいと思っている人も、旅先への理解を一歩先へ深めるのに最適な一冊です。

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ルネサンスとは何であったのか(塩野七生)の作品情報

book


Author塩野 七生

Publication date2008年04月

Publisher新潮社

ISBN-104101181314

ISBN-139784101181318

※この情報は[ルネサンスとは何であったのか]をもとに掲載しています。掲載情報は商品によって異なる場合があります。

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