なかなか収束の気配の見えない、コロナパニックですが、とうとうこの世の楽園、ハワイにも観光客に自主隔離が義務付けられてしまいましたね…

そう。通常であれば、「この世の楽園」なのです。
「旅好きにはハワイなんて、ベタすぎるね。」
とおっしゃる旅人のみなさん、たくさんいらっしゃるかと思います。
わかります。わかります。
私自身、メジャーな観光地を外した、未知に溢れたマニアックな土地を訪れることが「旅」だ！、みたいな気持ちもあるんですが、ハワイの素晴らしさって、準備不要、空間に身を委ねるだけで、一瞬で非日常を満喫できる手軽さなのではないかと思います。

中学生になる前、初めての海外旅行で訪れたハワイ。それから幾年月かが流れ、このバカンス感溢れる土地に惹かれ、気づけば4回もリピートしてました。
さて、5回目の訪問ともなると、ワイキキ近辺も目新しく感じるものもないし、ハナウマ湾も、ノースショアも、ハレイワも行ったし…かといって別の島を訪れるスケジュールの余裕もない。。
そんな中、オアフ島の観光スポットを検索していると、とある映画のロケ地であることを知りました。

海だけじゃない。大自然を有するオアフ島。

“バイオ・テクノロジーによって現代に甦った恐竜たちが…”と、ここまでのあらすじで何の映画かピンと来た方、たくさんいらっしゃることでしょう。
今から27年前。1993年に制作された映画にも関わらず、現代に蘇った恐竜が駆け回るシーンは、今観ても、「ああ、恐竜時代ってこんな景色だったんだろうなあ。」と思えるリアリティのある映像で、特別恐竜に深い思い入れがあるわけではない私でさえ感動を覚えます。
そう、世界的大ヒットを記録した「ジュラシック・パーク」

中でも古生物学者のアランと子供達が、大草原で恐竜の群れに遭遇するシーン。目の前に広がる数千万年前の景色に、胸の高まりを抑えきれない彼らと一緒にいるかのように、画面を隔てて「おおおお〜っ！」とワクワクドキドキしたものです。

さて、そんなジュラシック・パークの代表的なシーンが撮影された場所が、なんとハワイ・オアフ島にあったのです。

クアロア・ランチ

ジュラシックパークをはじめ、「キングコング: 髑髏島の巨神」やハワイを舞台にした「Hawaii Five-O」など、様々な映画やドラマ、ミュージックビデオなどの撮影地となった「クアロア・ランチ」。オアフ島、北東部に位置する非常に有名な観光地で、ワイキキからもたくさんのツアーが出ており、現地では乗馬やバギーカーで撮影地をまわるアクティビティなど、豊富に用意されています。

私たちは、約２時間の乗馬ツアーに参加。インストラクターを先頭に、６人１グループ１列となり、撮影地となった渓谷を目指し、ゆっくりと山道を馬と共に進みます。

初めての乗馬ということもあり、序盤は馬を思った方向に歩かせられないもどかしさと、隊列を外れていく恐怖で、冷や汗ものでしたが、次第に慣れてくると、馬の背中から見えるオアフ島の海と山の景色に、Wowwww~~!です。

こんな贅沢な景色を、しかも馬の上から見てるなんて。もう非日常以外のなにものでもなく、あらためて旅の醍醐味を実感する瞬間です。
そして、いよいよ目の前に広がったのは、あの景色。

（♪ちゃらら〜ら〜ら〜と脳内サントラON）
画面の向こうで、アランや子供たちと一緒に胸おどらせた場所に、自分が実際にいる。
今にも恐竜たちが向こうから走ってくるんではないかという錯覚を覚えるほど、映画のあのシーンの中にいました。

子供から大人まで楽しめる作品と撮影地

もちろん、ジュラシックパークを知らずとも、クアロア・ランチのこの大自然の雄大さに感動することはできるでしょうが、何千万年もの時を超えてこの地にやってきたような、この不思議な感覚は、ジュラシックパークを観てこそ得られる感動ではないかと思います。
ジュラシック・パークが子供から大人まで楽しめる映画なのはもちろん、このクアロア・ランチも家族旅行でも友人との旅行でも楽しめる観光地です。
ハワイで超非日常を味わいたい方は、ぜひおすすめです！