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君の膵臓をたべたい(2017)
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住野よるのデビュー作・小説「君の膵臓をたべたい」を映画化した作品。

累計発行部数300万部超え(2020年8月時点)で書店やテレビでもかなり目にしていたものの、なかなか観る機会がなかったのですが、地元福岡がロケ地になっているということで気になり、鑑賞しました。

ストーリーは、高校生の「僕」(北村匠海)は偶然、クラスメイトの桜良(浜辺美波)の落とした「共病日記」を拾ったことで、桜良が膵臓の病気を患っていることを知ってしまいます。桜良が余命わずかだということを唯一知る「僕」と桜良は、残された時間を共に過ごすようになり、全く正反対の性格の2人は少しずつ心を通わせていきます。

そして桜良が書いた「死ぬまでにしたいことリスト」のひとつ、「美味しいラーメンをたべたい」という希望を叶えるため2人が訪れたのが福岡です。
2人が最初に降り立ったシーンが、福岡の中心地天神の三越前。

この「渡辺通り」という大通り沿いには、三越、大丸、PARCOといった商業施設が並び、現在ここは福岡市の進める「天神ビックバン」というプロジェクトによりビルの建て替えが進められているエリアです。大規模なまち改革プロジェクトといった感じでしょうか。
詳しくはこちら → 福岡市ホームページ 「天神ビックバン」について

2人が次に向かったのが、ラーメン「花山」
この作品で聖地化したこのお店は、映画では撮影のため公園内の屋台形式で営業していましたが、現在は福岡市東区箱崎での常設店舗として営業しています。

さて、ここで福岡あるあるなのですが、「福岡に遊びに行くんだけど、どこ行けばいいかな?」と聞かれると、意外と観光名所が思いつかず困ってしまいます。
大抵の福岡人が「うーん、太宰府天満宮とか?」と答えるでしょう。

というわけで、この2人もしっかり太宰府天満宮をおさえていましたね。劇中にも出てくる太宰府名物「梅ヶ枝餅」は、太宰府の参道でアツアツで食べるのがおすすめです!
(お店が色々あって選び難いですが、「かさの家」の梅ヶ枝餅は有名ですね。→「かさの家」公式サイト

そして宿泊したホテルが、PayPayドームの隣に位置するヒルトン福岡シーホーク
福岡のランドマークのひとつであり、1996年にはマイケル・ジャクソンが来日した際に宿泊したホテルです。(当時は「シーホーク・ホテル&リゾート」という名前でした)

ホテルを出た翌日、2人が歩いた橋は天神から繁華街・中洲へ向かう「福博であい橋」
夜の街で有名な中洲ですが、このであい橋でおすすめなのが、ここから発着する中洲クルーズ・博多湾クルーズです。
小さなボートですが中洲の街を堪能できる30分コースと、博多湾から福岡を臨む45分コースがあります。
高さぎりぎりの橋をくぐりながらのクルーズはなかなか迫力がありますよ。

中洲クルーズ。立ち上がると本当に危険です!

福岡?博多?

劇中、どうしても気になってしまったのが、桜良が電話越しに”博多に来ている”と言ったセリフです。
福岡で「博多」といういうと、通常博多区、博多駅周辺エリアのことをさすので、あのシーンでは“福岡に来ている”というのが正解でしょう!(どうしても気になる!)
「福岡」「博多」の市名論争になると歴史を遡ることになりますので、詳しくはこちらをどうぞ!
→ #FUKUOKAサイト「福岡」か「博多」か。125年前に起きた、地名をめぐる大論争」

福岡紹介ばかりになりましたが、作品としては私はあらすじを全く知らずに鑑賞したので、後半の思いも寄らない展開に、”明日がどうなるかなんて誰にもわからない”という言葉がとても身に沁みました。「僕」演じる北村匠海さんの演技も、少しずつ変化していく感情がうまく表現されていていいなあと感じました。

「僕」を演じる北村匠海さん

本作は福岡がメインの舞台というわけではないのですが、福岡に馴染みのある方なら、知っている場所がかなり登場するので、なかなか楽しめるかと思いますよ。

おなじみの西鉄バス!

\ この場所に行ってみたい!/

君の膵臓をたべたい(2017)の作品情報

movie


Runtime115分 
Genreアイドル/青春

Directed by月川翔

Cast浜辺美波 、 北村匠海 、 大友花恋 、 矢本悠馬 、 桜田通 、 森下大地 、 三上紗弥 、 中田圭祐 、 広岡由里子 、 中脇樹人

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(C)2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 (C)住野よる/双葉社

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