ワインといえばフランス産が当たり前だった1970年代。
今でこそ一般的になったカリフォルニアワインですが、1976年、このカリフォルニアワインによって、ワインの世界が大きく動いたと言われています。
本作は、「パリスの審判」と呼ばれワイン史を変えた、カリフォルニア・ナパワインの実話に基づく物語です。

当時、カリフォルニアのワインは「二流品」「フランスの猿まね」と言われ、ワイン＝フランスという時代でした。
そんな時代のさなか、パリでワインショップとワインスクールを経営するイギリス人、スティーブン・スパリュアは、アメリカ独立200周年を祝うイベントとして、フランスワインとアメリカワインを競わせるテイスティング大会を企画します。

ワイン史を変えた…と前述したので、ストーリーについてこれ以上深くは触れませんが、この作品の開始早々まず圧倒されるのがカリフォルニア・ナパのワイン畑の広大さ！！
日本では考えられないスケールです。

そして、この歴史を揺るがすワインを作ったワイナリーが「シャトー・モンテリーナ」
（公式サイト：https://montelena.com/）

カリフォルニア・ナパ北部のカストリガという街に位置します。サンフランシスコからは約100km車で1時間半くらいの距離にあり、この映画で観光客も多く訪れるようになったそうです。

カリフォルニアを訪れる際には、是非あのワイン畑の広大さを見てみたいと思うのと同時に、この映画を観ると、本当にナパワインが飲みたくなる…。

劇中、シャトー・モンテリーナのワインを飲んだ人々の「えっ？何これ…？美味しすぎじゃない…？」というリアクションにまんまとやられ、次にワインを飲む機会があれば必ずナパワインを選びたくなるはずです。

なかなか旅に出られない日々が続きますが、ナパワイン片手に鑑賞すれば、カリフォルニア気分を楽しめる作品です！