サンフランシスコに行く前の鑑賞オススメ！！…とは言い難い作品ですが、終始ハラハラさせられ続けるパニック映画です。

カリフォルニア州の南北1,000km以上に渡って縦断するサンアンドレアス断層がずれ、史上最大の巨大地震を引き起こします。
サンフランシスコ、ロサンゼルス、ラスベガスは各地で、地面は真っ二つに割れ、高層ビルは崩れ落ち、津波で街は飲み込まれ、壊滅。

そんな中、LAの救難ヘリパイロット・レイ演じるドウェイン・ジョンソンは、地震に巻き込まれた家族を、空から、地上から、水上から、あの手この手で救い出すというシンプルなストーリーです。

私たちにとって非常に身近な災害であり、このような表現をすることは不謹慎なのかもしれませんが、リアリティのある映像技術は迫力満点です。
ここらのビルはどんだけ耐震工事してないんだ、と突っ込みたくなるのはさておき、まるでゴジラに破壊されたかのようにビルが崩れ落ち、橋が壊れ、とにかくもうこの上ないほど、街がめちゃくちゃになります。ハリウッドのパニック映画では、街が破壊されがちですが、中でも絶望的なレベルです。

フーバーダムが破壊されたり、ゴールデンゲートブリッジが津波に飲み込まれたり、実際に訪れたことがある人ならきっと「あ〜私が歩いたあの場所が〜！」という気持ちになるでしょう。
ここまで壊れるか〜？！というレベルで壊れていきますが、観光地として有名な場所がたくさん出てきますので、行ったことがある場所を探してみるのも面白いかもしれません。

とりあえず、AT&Tパークの付近で地震に遭遇したら、球場の硬い壁に沿って身を守ってくださいね！（by ドウェイン・ジョンソン）

ちなみにこのAT&Tパークは、メジャーリーグ サンフランシスコ・ジャイアンツが本拠地とする野球場。

球場のライト側がサンフランシスコ湾に面しており、ホームランが海に飛び込む「スプラッシュヒット」が名物です。
そして、AT&Tパークから海沿いに散歩するのも気持ちいいですよ！