韓国民主化のきっかけとなった、未だ全貌不明の「光州事件」。

タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(2018)
の関連場所

ジャケットでてっきりほのぼのコメディーかと思って観たら、韓国の重い歴史を知る作品となりました。
舞台は1980年の韓国・光州。民主化を求める学生や市民を中心に起こった「光州事件」を背景に、実話を元に作られた作品だそうです。

ソウルのタクシー運転手キムは、ある日高額な運賃を支払うことを条件に、ドイツ人記者のピーターを光州まで乗せることになります。その時、光州では学生や市民のデモ隊とそれを鎮圧するための戒厳軍との対立が激化してきており、光州に向かうことはとても危険で、軍による検問をくぐり抜け、やっとのことで2人は街にたどり着きます。


すでに光州は外部からの往来が絶たれようとしており、情報は断絶され、電話もつながらず、街は機能していない状況になっていました。
光州の現実を世界に伝えようとしてやって来たピーターと、この状況をほとんど知らなかったキムは、現地の学生やタクシードライバーと知り合い、深く現地と関わりはじめる中で、戒厳軍が残虐なまでに武力を行使している事実を目の当たりにします。
一度は、娘を心配してソウルに戻ろうとしたキムですが、光州の現状を写した「フィルム」を持つピーターに、この現実を世界に伝えて欲しい、そして光州で知り合った仲間たちを助けるべく、光州へと引き返します。
引き返した光州の状況はさらに悪化しており、戒厳軍による武力行使は容赦無く、デモ隊が白旗をあげたにも関わらず、無差別に銃撃を続けました。

隠蔽され続けた史実

この光州で起こった惨劇は、長く軍事政権により隠蔽され、死者数や事件の全貌があきらかになってきたのは90年代に入ってからだそうです。ここであの時本当は何が起こっていたのか?は、未だ真相解明がつづけられています。

私の知る韓国は、食、エンタメ、ショッピングと、楽しいことづくしの旅行先ですが、この作品は、韓国の歴史に興味を持つきっかけとなりました。現在の光州は、この事件の舞台となった場所が多く残されていて、歴史を巡るツアーなどもあるようなので、これまでと違った韓国旅行をしてみたいなと思います。

\ この場所に行ってみたい!/

タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(2018)の作品情報

movie


Runtime137分 
Genre伝記

Directed byチャン・フン

Castソン・ガンホ 、 トーマス・クレッチマン 、 ユ・ヘジン 、 リュ・ジュンヨル 、 パク・ヒョックォン 、 チェ・グィファ 、 オム・テグ 、 チョン・ヘジン 、 コ・チャンソク

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